☆相手を主語にする

 

自分を主語にする??

 

 

「話のおもしろい人」は、

モテる異性の条件として一番に挙げられます。

長きにわたって世間でそう思われている人の代表格は、

明石家さんまさんでしょう。

しゃべりの天才とはまさにこの人のことだなぁ、と思います。

 

しかし、さんまさんの「おもしろさの法則」については、

多くの人があまりわかっていません。

分析してみると意外なことに気付きます。

 

 

さんまさん、実は自分の話をガンガンするタイプではありません。

 

 

むしろ相手の話を聞いて、

オーバーなくらいのリアクションを取ります。

大げさにソファや床にゴロンとなって文字通り笑い転げている。

それが見ている人に「おもしろい人」と感じさせてしまうのです。

 

「さんまのまんま」のような対談でも、

「踊る!さんま御殿」のようなひな壇の芸人たちを仕切る場合でも、

基本的には変わりません。

さんまさんは、3つのステップで話引き出していきます。

 

 

ステップ1

相手の見かけや着ているもの、

最近の話題やちょっとした発言などをきっかけに「どうなん?」

とアバウトに振って相手の話を聞き出す。

 

 

ステップ2

その内容を肯定しながらオーバー目のリアクションをとって大笑いして、

相手を気持ちよくさせる。

 

 

ステップ3

気持ちよくなった相手が調子に乗って新たに繰り出した話題から、

おもしろそうなネタを見つけてさらに話題を広げていく。

 

 

さんまさんは、相手が素人でも、瞬く間におもしろい番組に仕立てることが出来ます。

しかし、それは相手がおもしろいからではありません。

 

さんまさんのリアクションがおもしろいこそ、その場をおもしろくすることができ、

相手は「自分の話はウケた!」と喜ぶことすらできてしまうのです。

 

 

 

明石家さんまに学ぶ「主語」の使い方

 

 

 

この手法は、ヒントに満ちています。

多くの人は会話になると、自分の話を聞いてもらうことに必死になる反面、

相手の話を聞くことへ配慮が不足します。自分が言いたいことを話そうとするあまり、

気づかないうちに相手が振っている話を聞いていない。

つまり「どスルー!」してしまうのです。

 

 

ですから、

 

 

会話を始めるときは、いきなり自分が主語の話をするのをやめてみてください。

 

 

「実はこの間◯◯に行ったら××で・・・」

という導入を後回しにし、

 

「久しぶりじゃない。最近どうなの?」

「あ、今日はちょっと眠そうだね」

「早くも夏を先取りしてますね〜」

 

など、

 

 

相手を主語にした質問を振ります。

 

 

そして、

 

 

返ってきた答えをオーバー目に反応しながら、

広げれれば質問を続け、話が続かないようなら別のネタを掘ります。

 

 

そのうち相手が本当におもしろいことをしゃべってくれればしめたものです。

倒れそうなくらいの勢いで爆笑してあげれば、相手は必ず喜びます。

相手の話に大きなリアクションで返してあげると、あら不思議!

相手にとっては、あなたこそが「おもしろい人」になるわけです。

 

 

 

相手主語で質問を振ろう

オーバーリアクションで反応すれば相手も大喜びする