☆相手の好きな曲をかける

 

自分の好きな曲をかける??

 

 

 

気になっている彼女とデートに向かいます。1度目のデートはうまく行きました。

その証拠は、今度はドライブに出掛けることを快諾してもらえました。

 

でも、どこに行こうとも車は2人だけの密室です。

会話が途絶えてしまうとかなり気まずいですし、

渋滞にでもハマればたちまちテンションは落ちます。

こんなとき、どうすれば無理なく会話を続けることができるのか。

 

 

 

相手の好きなものをリサーチしよう!

 

 

 

雰囲気を盛り上げるものといえばやっぱり音楽です。

そこで、

 

 

事前に彼女のFacebookを確認して、

彼女が好きなアーティストをダウンロードし、

一応一通り聴いて、ウィキペディアやニュースでも予習しておきます。

 

 

あとは、ちょっと間の伸びた頃合いを見計らって

「音楽かける?」と切り出せばいいだけ。

他人の車の中で、思いがけず自分の好きな音楽が流れてきたら、

びっくりするでしょうし、とても嬉しいものです。

彼女のテンションも上がり、気を遣ってくれたことへの

感謝の気持ちが生まれること間違いなしです。

 

 

要は、事前のリサーチが大事なのです。

 

 

ビジネスシーンでも、学校でも、デートでも同じ。

大切な相手の趣味や好みを調べておいて、タイミングを見計らって

伝家の宝刀のように振り下ろすのです。

 

Facebookが便利なのは、相手が自分の趣味や嗜好を公開してくれていることです。

プロフィールを見れば簡単にわかるのですから、こんなに便利なものはありません。

Facebookに登録していなくても、Twitterなどでもある程度は調べられるはずですし、

共通の友人に聞くなど方法は色々あるでしょう。

 

SNSに限らず、

 

 

普段から会話の中で好きなものを聞くようにして、リサーチを怠らない

 

 

ようにしておきます。

 

大事な顧客が司馬遼太郎を好きだとわかれば、

1番くらいあらかじめ読んでおくことです。

 

「遅ればせながら、この前初めて1冊読んでみたら、面白くてハマりそうです。

次は何を読んだらいいですか?」と聞けば、

気が済むまで気持ちよく話をしてくれるはずです。

 

何も難しいことはありません。

 

 

事前のリサーチさえしっかりやっておけば、会話が続くどころか、

相手が勝手に話して、勝手に気持ちよくなってくれます。

 

 

あとは、「なるほど!」「勉強になります!」と繰り返していれば、

いつの間にか相手にとってあなたは「会話が面白い人」になっているわけです。

 

 

 

事前のリサーチで、

相手が喜ぶ伝家の宝刀を準備しておこう!

 

☆「街」からネタを集める

 

「インターネット」からネタを集める??

 

 

 

「〇〇さんは、どこでネタを集めてるんですか?」とよく質問します。

新聞や雑誌は何をチェックしているのか、

知る人ぞ知るようなまとめサイトSNSのネタ元があるのか、などと聞きます。

 

 もちろんそうしたソースをチェックして会話の中に混ぜていますが、

おもしろネタとして仕込むものは、

 

 

自分で見聞きした、自分の周りにあるものだけを使う

 

 

ようにしています。と言うより、

 

 

面白いネタは常に自分の周りにある、

 

 

と断言してしまってもいいでしょう。

 

どうやって自らの体験の中から面白いネタを拾い上げていくのか。

その鍵になるのは、

 

 

自分の腰に浮かぶ疑問や違和感です。

 

 

これってどうしてこうなのかな?これって変じゃないかな?これって何だろう?

常に疑問や違和感を意識するようにして、探り続けていくのです。

 

最初は戸惑うかもしれませんが、簡単なトレーニングをすることで

すぐに「回復」可能です。

なぜ回復かというと、誰だって子供の頃は好奇心の塊で、

常に疑問や違和感を持ちながら、答えを探る日々を過ごしていたはずだからです。

それを取り戻すのです。

 

 

 

中高年の女性が髪を紫に染める理由とは

 

 

 

レーニングは、

 

 

外に出て、違和感を探してみる

 

 

ことから始めます。

 

なぜ、このビルは外壁を黄色にしたのだろう?

どうしてハイヤーは黒なのか?

もしも金色だったら、どう見えるのだろう?

はとバスを2階建てにした人は誰なのか?

天井に鳩の巣を作ればいいのに。

どうして女性は年をとると髪の毛を紫に染めるのか?

紫にして得があるのか?

あのおじさんは、なぜ、ハゲているところはツルツルなのに、

残っている髪の毛はフサフサなのだろう?

その境界線には何が存在しているのか?

 

こんなことを考えながら歩いているだけで、いろいろなネタが浮かんできます。

あなたの考える「標準」からはみ出しているもの、

あなたが所属していないジャンルや組織、

あなたと性別や年齢が違う人たち、普段は行かない場所。

そうしたところには、違和感を得られるものが沢山存在しているはずです。

 

慣れないうちは、テーマを決めてもいいと思います。

 

今日はラーメン屋だけに注目する。

男性の髪型だけを見続ける。

マンホールをひたすらチャックする。

 

するとそこで湧いた疑問が思わぬ方向に広がったり、

別の疑問へと繋がったりします。

散歩するだけでも、面白いネタが沢山集まってきそうでしょう?

 

こうしてネタを集めたら、会話の中でどんどん披露してみましょう。

 

ネットやマスコミの情報に頼る人のありがちな勘違いは、

そんな他愛もない、答えも出せない疑問なんか持っていても仕方がない、

というものです。

 

僕は正反対の考え方です。

この種の疑問や違和感を持っても、確かに答えは見つからないものも多いでしょう。

しかし、明確な答えがなくても、

 

 

オリジナリティに満ちた自分の体験を語れることこそが、

あの人は面白い。と思われる源なのです。

 

 

 

テレビやネットよりもあなたが見聞きした話が一番!

ネタは違和感や疑問をきっかけに集めよう!

 

☆自分の話をする

 

会社の話をする??

 

 

 

ビジネスにおいてよくありがちな、話し方にまずい例があります。

自分の話でなく、

 

 

会社の話ばかりするパターンです。

 

 

弊社では、私どもは、手前どもは・・・

そんな話を聞かされると、正直うんざりします。会社なんて所詮、器です。

目の前にいるあなた自身がどんな人間なのか。

 〇〇株式会社にいるあなたはどんな実績や力を持ち、

今後どのような方向に進もうとしているのか、

それを聞かないことには、何も話ようがありません。

 

 「当社は〇〇プロジェクトを展開していまして・・・」

(展開しているのは弊社の経営者であって、あなた自身ではないよね?

あなたはその中で何をしているの?)

 

「最近では〇〇がヒットしていまして・・・」

(それ、別の方の手柄ですよね?

あなた自身は関係ないのではありませんか?)

 

「手前どもは1900年の創業でして・・・」

(そんな昔のこと、今と何の関係があるの?

そもそもあなたも僕も、そのとき生まれてないでしょ!)

 

もちろん、そういう思いは口には出さず、心に留めておきます。

でも本当は、声を大にして言いたい。

 

 

 「会社のことはどうでもいい!あなたは「誰」ですか?」と。

 

 

ビジネスにおいて、まず紹介しなければいけないのは、何よりも

 

 

自分自身です。

 

 

ピンとこなければ、法則のつもりで

 

 

「会って最初に会社の話をするな!」

 

 

と覚えてください。

会社の話は、関係ができてからすれば十分です。

 

例外的に、会っていきなり会社の話をしてもいい人もいます。それは経営者です。

とりわけ創業経営者は会社と一体です。

ソフトバンクは、ある意味、孫正義さんそのものでしょう。

 

 

 

野球場でビールを売れますか?

 

 

 

野球場でビールを売っている売り子さんとお客さんとの関係を

イメージしてみてください。

彼女たちは、ビールを買ってもらうために、実は様々な工夫を凝らしています。

 

可愛い目印をつけたり、歩く速度を変えてみたり、

四方に目を配ってアイコンタクトをしてみたり。

中にはトークが上手く、いつも買ってくれる馴染みのお客さんを

掴んでいる人もいます。

お客さんの方も、売り子さんの顔を見に、

友達まで連れて球場にやってくるようになります。

 

では、その売り子さんが、自分からビールを買ってくれた初めてのお客さんに、

キリンビールの由来や、エビスビールの美味しさの秘密をさも自分のことのように

語ったとしたら、果たして購買意欲を刺激されるのでしょうか?

 

いきなり会社を語り始める行為とは、そのくらい痛々しいことなのです。

 

 

 

聞きたいのは「あなた自身」のこと

売り子はビール会社を語ったりはしない!

 

☆「高級アイス+〇〇」を手土産にする

 

「高級アイス」だけを手土産にする??

 

 

 

僕は相手の意表をついたり、びっくりさせたりすることこそ、

心を和ませ、気持ちを聞いてもらえる最高のおもてなしだと考えます。

 

 

どうすればあの人の意表をつけるか、

どうすればこの人に最短距離で心を開いてもらえるかをいつも考えていて、

仕込みや仕掛けを行なっているわけです。

それは、訪問先には必ず手土産を持っていくことがマナーであるのと同様、

僕にとって欠かせないプロセスです。

 

思うように会話が弾まないと悩んでいる人は、

「どう話せば良いのか」ばかりに意識がいきがちです。

でも、そもそも相手がどんな反応するのかわからないので、

予測やシナリオの作りようなんてありません。

 

そこで発想を変えてください。

 

 

どんな話になっても上手くいくような「場」を作るようにするのです。

 

 

 「〇〇さん、何、その蝶ネクタイ?」

「いやーある人が蝶ネクタイしているのを見たらかっこよかったので

真似してみたんですけど変ですかね?」

「似合わないよ笑」

「じゃあ、〇〇部長、代わりにちょっとやってみます?写真撮りましょうよ」

「え!俺!いやー、俺も似合わないと思うなあ」

 

準備は蝶ネクタイひとつ。こんな調子で、10分間くらいみんなで笑っていました。

 

 

 

ガリガリ君、再び

 

 

 

もう少し手の込んだ準備をしていくことも。

高級で知られているジャン=ポール・エヴァンのアイスクリームを

手土産に買っていくことにしました。

カップのアイスクリーム6個セットで、なんと5000円近くします。

 

でも、これだけじゃ、ちょっと芸がない。

かと言って、今回は大量に買うと流石に高すぎる。

さて、どうやって面白くするか・・・。

 

そこで思いつきました。

コンビニに入って、「ガリガリ君」を買います。

「また大量買い?」と思ったでしょ。いや、今回は違います。

 

 

ガリガリ君を6本買って、ジャン=ポール・エヴァンの袋の中に

「保冷剤」として詰め込んだのです。

 

 

超高級アイスと超庶民的アイスの夢のコラボ!

かたや6個で5000円、かたや6個で500円!

 

「いつもありがとうございます・・・って、なんですかこれ!」

ガリガリ君は保冷剤のつもりなんですよ」

 

なんだなんだ、とワイワイ人が集まってきます。

俺は庶民だからガリガリ君だなあ、とか、久しぶりだから僕もガリガリ君を頂こう、

と大いに盛り上がり、やはりみんなが和んでいきました。

随分インパクトが大きかったみたいで、しばらくの間は会うたびに言われたほどです。

 

 

僕は手土産や差し入れを欠かしません。

 

 

お世話になっている人たちをねぎらいたい、という思いがあるのと同時に、

それで気持ちがつかめるなら費用対効果がとても良いからです。

そこで、更にサプライズを上乗せしていけば忘れがたい印象を与えられます。

 

 

 

いつも心にサプライズを!

 

 

 

ある女性の誕生日パーティーを、僕が仕切った時のことです。

まず、馴染みのレストランで頼んで、

料理やデザートを特別にアレンジしてもらいました。

そこまでなら当たり前の話ですが、おかしなことに、パーティーが始まっても

幹事である僕の姿がどこにもありません。

やがて、彼女もそれに気付きます。

 

「今日は〇〇さんに仕切って頂いているんですよね。彼はどこにいるんですか?」

「それが、急に都合が悪くなって来られないらしいんですよ」

「そうですか・・・」

 

もちろん、これは周囲とあらかじめ打ち合わせたシナリオ通りの流れです。

いよいよバースデーケーキの登場です。

「パティシエ自らケーキを選んで、皆様にご挨拶します」

とアナウンスしてもらいます。

 

 

ゴロゴロと大きなケーキを選んできたパティシエが彼女の前に来ると、

ハッピーバースデー!と大声をあげます。

よく見ると、それは僕の扮装でした。

 

 

「今日のケーキは僕の手作りです!」

と高らかに宣言しましたが、

「そんなもの食えるか!」

と一斉につっこまれたのは言うまでもありません。彼女は大喜びでした。

 

本業でサプライズをすることこそビジネスパーソンの真骨頂です。

しかし、こうした日頃のサプライズ、意表のつき方は、

自分が「いかに使えるか、面白いか」を表現するショーケースであり、

格好のサンプルなのです。

 

何より、単純に目の前にいるいつもお世話になっている人をびっくりさせるのは、

とても楽しいものです。

話が弾まないわけはありませんし、万が一盛大に滑っても、

滑り方が派手ですからそれはそれで話のネタになります。

 

 

手土産を持っていく誠実さに、いくつかのサプライズを加えるだけで、

あっという間に特別な「場」を作れるのです。

 

 

 

意表をつこう!サプライズを仕掛けよう!

相手を楽しませ、自分も楽しむ「場」を作ろう!

 

☆自己紹介で過去1年以内の実績を話す

 

自分のキャリアで最大の栄光を話す??

 

 

 

何度も会っている相手であれば、

相手に合った話題やアイテムを準備することができますが、

初めて会う相手にはそうもいきません。

初対面で何より大切なのは、

 

 

自己紹介です。

 

 

自己紹介の最大のポイントは、

相手にとって自分は付き合うメリットがある人間だと思ってもらうことです。

 

 

ビジネスでも、男女の付き合いでも、

自分に何らかの利益をもたらす人間でないと付き合ってもらえません。

 

ビジネスシーンであれば、

自分と付き合うとどんないいことがあるかを知ってもらうために、

これまで手がけてきた仕事の実績を中心に、

自己紹介を組み立てて行くことになります。

 

その際、自分に課しているルールがあります。

それを

 

 

「1年ルール」

 

 

と呼んでいて

 

 

「自分の過去の栄光に触れるのは、1年以内の実績に限る」

 

 

という自主規制です。

 

過去1年に限ります。

それよりも前のことは、どんなに凄いことであろうと自分からは表に出しません。

 

 条件を厳しくしすぎだと思うでしょうか。

でも僕は、むしろその決まりを破って過去の栄光を語り始めたときの

自分を想像すると、ゾッとします。

 

 

どんなに凄い話であろうと、それが2年前、3年前のことだったとしたら?

僕が聞く側なら、それ以降この人は現在まで大した仕事をしていないんだな、

と推察してしまいます。

 

 

ましてや10年前、20年前の話をされたら・・・。

相手が誇らしげであればあるほど、痛々しさが増していきます。

 

 

 

「相手が知らない実績」を

上手く説明できればチャンス到来!

 

 

 

あまりに直近のことだけに限ってしますと、

相手から「それ見たことあります」と

反応してもらえるチャンスが減ってしまうデメリットがあります。

今、テレビで大きく展開しているキャンペーンに関わっていると言っても、

「いやあ申し訳ない、最近テレビを見ていないので、存じ上げないんですよ」

と返されてしまうことは、決して少なくありません。

 

でも僕は、相手が「知らない」くらいのほうが好都合だと思います。

 

 

自己紹介は自分に対する相手の期待値を上げるために行うもの。

まだ知られていないのであれば現時点での期待値はゼロであとは上げるだけです。

 

 

そこで、実はこのCMはどんな仕掛けになっているか、とか、

〇〇新聞が取材に来て、といったらポジティブな情報を投げていき、

期待値の上昇を試みます。

 

関心を持ってくれる人であれば、そのCMについて僕に質問をしてきます。

こうなると、将来的に良い関係を築ける可能性が高くなります。

そこで、CMの資料や、取材された新聞・雑誌の記事を見せ、

興味を更に深めてもらいます。

 

そのうち相手も自ら調べるようになり、CMやキャンペーンの仕掛けの内容や、

予算、期間などを聞かれることが増えてくるようになれば、

僕の自己紹介は大成功です。

変な虚勢をはるのではなく、まさに今どんな仕事をしているのかだけに

こだわっているからこそ、相手も真剣に検討してくれるのです。

 

 

 

自己紹介での実績披露は過去1年以内まで

過去の栄光より最新情報を説明しよう

 

☆「前フリ」から入る

 

いきなり「本題」に入る??

 

 

 

災害速報は、テレビメディアが最も大切にしている分野のひとつです。

被害の様子や規模をリアルタイムで目で確認できるのは映像メディアだけ。

大雨で増水し、今にも堤防が決壊しそうな川がテレビで映し出されたら、

流域の人たちに、急いで避難を呼びかけたくなります。

緊急時には、言葉で伝えるよりも現場の映像を見てもらったほうが早い。

そこで早速中継を挟むことにしました。

 

スタジオから中継映像に切り替える際には

 

 

「それでは、

先ほど氾濫危険水位を超えた〇〇川の△△橋付近から中継でお伝えします」

 

 

などの「フリ」が入ります。

ちなみにフリとは、放送で本題に入るための繋ぎとなる前置き、

導入を言う業界用語です。

実はこれが、極めて重要な役割を果たしているのです。

 

試しに、テレビの災害速報を音声を消したまま見てください。

何のフリもなく増水した川の映像を見せられても、

特に危険感もなく「この泥沼はどこだろう?」と思ってしまうでしょう。

 

 

何気なく受け取っているフリが、

実はそのあとに入ってくる情報のイメージを決定付けているのです。

 

 

古ぼけた家の映像をただの空き巣と感じさせるか、

「江戸時代に建てられた幽霊がよく出るらしい屋敷」

と感じさせるかはフリ次第なのです。

 

 

 

絶対に失敗しないデートの誘い方がある!?

 

 

 

本題の前にフリをつける理由は、

そのあとに出てくる情報にあらかじめ意味付けを行うことです。

 

 

わかりやすく言えば、

 

 

「期待感」を持ってもらう

 

 

ことです。

 

異性を食事に連れて行く場合、「じゃあイタリアンでも食べる?」

なんて誘い方は退屈ですし、そのレストランが本当に美味しいのであれば、

もったいない話です。

 

「何を食べるか」という本題しか伝えていないため、

ほとんど期待感がないのです。

 

「この近くに美味いイタリアンレストランがあるんだけど行かない?」

なら、多少は改善されています。

少なくとも美味しいというポジティブなイメージは伝えていますから。

でも僕ならこんな言葉にします。

 

 

「この近くに凄く美味しいイタリアンレストランがあって、

イベリコ豚のソテーが口に入れたら5秒で溶けるくらいの絶品なんですよ」

 

「この近くのイタリアン、女優の〇〇さんが行きつけの店らしいですよ」

 

 

こうして「フリ」を入れることで、相手は期待を膨らませ、

勝手に想像力を動かせてくれます。

これで、相手はあなたの誘いを受けてくれる確率が上がります。

これはビジネスでもちろん有効です。

 

「1000人のモニター調査で97%が美味しいと言った新商品が来月発売です」

「ここは芸能人が沢山住んでるマンションなので、

物件としては価値があると思いますよ」

 

など、本題に入る前に、相手にポジティブなイメージを

持ってもらえるフリをつけるようにして見てください。

 

 

 

前フリは相手の想像力にアクセスするテクニック

本題の前に期待感を膨らませよう!

 

☆本題の前にリスクを犯さない

 

本題の前にリスクを犯す??

 

 

 

僕が考える「会話が下手な人」の典型は、

 

 

質問調の言葉を挟んで、いちいち同意を求めてくる人です。

 

 

例えば、こんな感じです。

 

 

アベノミクスは順調らしいけど、景気がいいって実感できないですよね」

「出版界も本が売れなくて大変じゃないですか」

「やっぱり、東日本大地震以降、エネルギー問題は心配じゃないですか」

 

 

個人的にはイラっとして、「いえ、そんなことないですけど」

と言い返したくなってしまうのをグッと我慢します。

 

僕のイライラはともかく、

 

 

この種の話し方が決定的にまずいのは、

本題に入る前に反論されてしまうリスクがあることです。

 

 

本来聞くべき必要のないところで不本意に同意を求めて反論されてしまうことで、

そのあとで展開したい本題と噛み合わなくなってしまうのです。

これによって結論を導こうと思っていた本来のシナリオは、早々に崩れてしまいます。

最悪の場合、会話はこれだけで、ジ・エンドです。

 

 

 

なぜ、「〜じゃないですか」は、

人を不快にさせるのか?

 

 

 

この罠によくハマっているのが、セールスを担当している人です。

例えば、保険の勧誘では、本題に入る前にこんな会話が交わされることがあります。

 

「〇〇さん、今はいいとしても、やはりいざ病気になったら困るじゃないですか」

「そういう人もいるかもしれませんが、僕は別に困りませんが・・・」

 

 

こんな前フリなら、むしろ直球でぶつかって

「〇〇さん、ぶっちゃけ保険はどんなものに入っていますか?」

と聞いてくれた方がよほどスッキリします。

 

 

僕に保険そのものに入る意思がなければそれを伝えるだけですし、

今入っている保険と同じような内容で保険料が下がるのなら、

数字を比較検討するだけです。

営業マンとして見た場合、こうした割り切った話ができる人の方を、僕は信用します。

 

「〜じゃないですか」という言葉でいちいち同意を求めたくなるのは、

小さなイエスを積み重ねていけば、

最終的な目的に対してもイエスと言ってもらいやすくなる。からでしょうか。

しかし、そんな戦術に引っかかってくれるのは、

相手のレベルが低い場合だけだろうと思います。

 

あるいは、自信がない為、

いちいち同意を求めなければ不安で先に進めないというパターンです。

 

いずれにしても、この種の問いかけにうんざりしている人たちにとって、

相手にビジネスのセンスを感じることはまずありません。

自分も自信がないことを、言葉尻でフォローすることなど、決してできないのです。

 

「〜じゃないですか」は、案外多くの人が無意識に、癖のように使いがち。

ビジネスシーンでは、

相手の小さな同意を導きだして結論を誘導しようとするくらいなら、

いきなり本題に入ったほうが、お互いにスッキリするものです。

 

 

 

本題に入る前にリスクを犯してはいけない!

同意を求める「〜じゃないですか」はNGワード