☆「高級アイス+〇〇」を手土産にする

 

「高級アイス」だけを手土産にする??

 

 

 

僕は相手の意表をついたり、びっくりさせたりすることこそ、

心を和ませ、気持ちを聞いてもらえる最高のおもてなしだと考えます。

 

 

どうすればあの人の意表をつけるか、

どうすればこの人に最短距離で心を開いてもらえるかをいつも考えていて、

仕込みや仕掛けを行なっているわけです。

それは、訪問先には必ず手土産を持っていくことがマナーであるのと同様、

僕にとって欠かせないプロセスです。

 

思うように会話が弾まないと悩んでいる人は、

「どう話せば良いのか」ばかりに意識がいきがちです。

でも、そもそも相手がどんな反応するのかわからないので、

予測やシナリオの作りようなんてありません。

 

そこで発想を変えてください。

 

 

どんな話になっても上手くいくような「場」を作るようにするのです。

 

 

 「〇〇さん、何、その蝶ネクタイ?」

「いやーある人が蝶ネクタイしているのを見たらかっこよかったので

真似してみたんですけど変ですかね?」

「似合わないよ笑」

「じゃあ、〇〇部長、代わりにちょっとやってみます?写真撮りましょうよ」

「え!俺!いやー、俺も似合わないと思うなあ」

 

準備は蝶ネクタイひとつ。こんな調子で、10分間くらいみんなで笑っていました。

 

 

 

ガリガリ君、再び

 

 

 

もう少し手の込んだ準備をしていくことも。

高級で知られているジャン=ポール・エヴァンのアイスクリームを

手土産に買っていくことにしました。

カップのアイスクリーム6個セットで、なんと5000円近くします。

 

でも、これだけじゃ、ちょっと芸がない。

かと言って、今回は大量に買うと流石に高すぎる。

さて、どうやって面白くするか・・・。

 

そこで思いつきました。

コンビニに入って、「ガリガリ君」を買います。

「また大量買い?」と思ったでしょ。いや、今回は違います。

 

 

ガリガリ君を6本買って、ジャン=ポール・エヴァンの袋の中に

「保冷剤」として詰め込んだのです。

 

 

超高級アイスと超庶民的アイスの夢のコラボ!

かたや6個で5000円、かたや6個で500円!

 

「いつもありがとうございます・・・って、なんですかこれ!」

ガリガリ君は保冷剤のつもりなんですよ」

 

なんだなんだ、とワイワイ人が集まってきます。

俺は庶民だからガリガリ君だなあ、とか、久しぶりだから僕もガリガリ君を頂こう、

と大いに盛り上がり、やはりみんなが和んでいきました。

随分インパクトが大きかったみたいで、しばらくの間は会うたびに言われたほどです。

 

 

僕は手土産や差し入れを欠かしません。

 

 

お世話になっている人たちをねぎらいたい、という思いがあるのと同時に、

それで気持ちがつかめるなら費用対効果がとても良いからです。

そこで、更にサプライズを上乗せしていけば忘れがたい印象を与えられます。

 

 

 

いつも心にサプライズを!

 

 

 

ある女性の誕生日パーティーを、僕が仕切った時のことです。

まず、馴染みのレストランで頼んで、

料理やデザートを特別にアレンジしてもらいました。

そこまでなら当たり前の話ですが、おかしなことに、パーティーが始まっても

幹事である僕の姿がどこにもありません。

やがて、彼女もそれに気付きます。

 

「今日は〇〇さんに仕切って頂いているんですよね。彼はどこにいるんですか?」

「それが、急に都合が悪くなって来られないらしいんですよ」

「そうですか・・・」

 

もちろん、これは周囲とあらかじめ打ち合わせたシナリオ通りの流れです。

いよいよバースデーケーキの登場です。

「パティシエ自らケーキを選んで、皆様にご挨拶します」

とアナウンスしてもらいます。

 

 

ゴロゴロと大きなケーキを選んできたパティシエが彼女の前に来ると、

ハッピーバースデー!と大声をあげます。

よく見ると、それは僕の扮装でした。

 

 

「今日のケーキは僕の手作りです!」

と高らかに宣言しましたが、

「そんなもの食えるか!」

と一斉につっこまれたのは言うまでもありません。彼女は大喜びでした。

 

本業でサプライズをすることこそビジネスパーソンの真骨頂です。

しかし、こうした日頃のサプライズ、意表のつき方は、

自分が「いかに使えるか、面白いか」を表現するショーケースであり、

格好のサンプルなのです。

 

何より、単純に目の前にいるいつもお世話になっている人をびっくりさせるのは、

とても楽しいものです。

話が弾まないわけはありませんし、万が一盛大に滑っても、

滑り方が派手ですからそれはそれで話のネタになります。

 

 

手土産を持っていく誠実さに、いくつかのサプライズを加えるだけで、

あっという間に特別な「場」を作れるのです。

 

 

 

意表をつこう!サプライズを仕掛けよう!

相手を楽しませ、自分も楽しむ「場」を作ろう!