☆正解はひとつじゃないと知っている

 

正解はひとつだと盲信している??

 

 

話し方の上手な人が絶対にしないことがあります。

 

 

相手の言葉や問いかけを、即座に否定することです。

 

 

話の上手な人は、相手の意見がどんな内容でも、難しくてもくだらなくても、

もちろん自分の意見と合っていようといまいと、

 

 

まずはきちんと聞いて受け止めます。

 

 

シチュエーションも、相手との関わり方も一切関係ありません。

改まった会議であろうと、打ち解けた飲み会であろうと、

友達と遊んでいるときも愛する人とデートのときも、子供でもお年寄りでも、

皆共通です。

 

 

どんなことを問われても答えは「そうですね」とか、「そうだね」になるのです。

 

 

相手に対して反論を述べなければならないときは、

その後で、「でも私は・・・」という風に繋いでいきます。

そのときも、できるだけへりくだってソフトに言うことがポイントです。

 

すると、「あなたの意見は間違いで、私の意見が正しい」という捉えられ方ではなく、

 

 

「あなたの意見はその通りですね。でも、こんな考え方もありますよ」という、

両方を生かした言い方になります。

相手が明らかに間違っているような場合でも、

恥をかかせずに軌道修正してもらうことができるわけです。

 

ここまで読んで、「なるほど、確かにそうした方がいいな」とあなたも思えるのなら、

是非今この瞬間から、どんな問いかけにも肯定的な返事をしてみてください。

 

 

 

未来は誰にも否定できない

 

 

 

 ピンと来ない、納得がいかない、という人には、

別の観点から僕が絶対に相手の言うことを否定しない理由を説明しましょう。

 

 

僕は、ビジネスでも恋愛でも、正解は多数存在していると思うのです。

 

 

もちろん、法律を犯すようなことなら論外です。

逆に言えば法に触れでもしない限り、どんな考え方もそれなりに正解なのです。

 

しかも、僕はコンサルタントです。

主にこれから売り出す商品やサービスをどうやって盛り上げていくかという、

いわば未来に向かった仕事をしているわけです。

そして、おそらく多くのビジネスパーソンがしていることも、

あるいは恋愛も夫婦関係も、子育てだって、未来に向かってやっているはずなのです。

 

未来は、絶対にわかりません。

ある人の意見に対して今の自分は否定的な印象しか持てなかったとしても。

先読みの能力がなくて、実は1年後は大恥をかくかもしれません。

 

あるいはその考えは現時点で大間違いだったとしても、

将来世の中のほうが変わってしまい、正解に化けることだってあり得ます。

 

未来はわからないのですから、未来において何が正解かもわかりません。

正解がわからない以上、法に触れていない限り全て正解の要素を持っているのです。

 

実を言うと、僕のクライアントから

「それ100%大丈夫なの?」

なんて聞かれることがあります。正直言って困るだけです。

 

 

話のおもしろい人は、意味なく断言しません。

 

 

だって未来は誰にもわからないし、わからないからこそおもしろいんですから。

 

 

 

まずは「そうですね!」と同意してから

自分の意見を言おう、正解はひとつじゃない