☆アポが早く終わることを「いいこと」と考える

 

アポが早く終わると不安になる??

 

 

 

さて、残りの30分、3番目と4番目のパートをどう使えばいいのか。

第2パートで説明を終えられれば、

 

 

第3パート以降は雑談でも世間話でもいいですし、

打ち合わせ自体を早く切り上げてしまっても構いません。

 

 

もし第2パートでビジネスの話が終わらず、

相手にもまだ聞こうとする気持ちが残っていると感じられるのなら、

次のパートも引き続き説明に費やしてください。

 

 

場の緊張を緩めたり、お土産のお菓子を勧めたりするといいです。

 

 

なぜ、1時間のテレビ番組に4回のCMゾーンがあるのか?

CMの本数さえ変えなければ、別に2回でも、5回でもいい気がします。

 

15分ごとになっている理由は、多くの人にとってそのくらいの時間が集中力を

持続できる限界だと考えられているからです。

 

自分からの提案が一通り終わっても、相手がそそくさと席を立つ様子がなければ、

「今日はこんなところです。ありがとうございます。

最近、ゴルフの調子はいかがですか?」

などと世間話を振ってみます。

 

 

第2パートでは、身を乗り出して話をするイメージですが、

この第3パートでは緊張を緩めて席に寄りかかって話すイメージです。

 

 

すると空気まで緩んで、

「さっき300万って言ってたけれど、

少し要素を削って200万のパッケージにすることはできないかなあ」なんて、

 

 

核心めいた本音が漏れてくることもあります。

 

 

または、次回以降の面談を提案されたり、

「とっておきの情報」を教えてもらえたりすることもあります。

 

 

 

できるビジネスマンは颯爽と去っていく

 

 

 

第3パートで、ひとしきり雑談も終わりました。

こうして予定の終了まで15分余ってしまったら、

「じゃあ、ちょっと早いですけどこの辺で」

という感じで締めて仕舞えばいいと思います。

 

極端な話、第1のパート15分のネタが5分で爆笑を取り、

第2のパートの15分でビジネスの話も滞りなく終了したのであれば、

1時間の約束を20分で終わらせることになります。

無理に1時間をフルに使うより、僕はむしろこのほうが有益だと思います。

時間が余るのを不安に思う必要はありません。

 

 

1時間の予定が20分で片付けば、

それは相手に40分の時間をプレゼントしたことになります。

 

 

相手の収入を時間あたりに直せば、40分拘束した場合の料金がいくらになることか。

それが複数人いれば相当のコストです。

そのコストを使わせずに、かつ自分にも40分の余裕ができたのですから、

みんな得したことになります。

 

空いた時間を使って、ネタ作りのために、街に出ればいいのです。

 

こういうビジネスパーソンこそ、相手には魅力的に映ります。

パッと笑わせてくれて、ビシッとビジネスの話をし、颯爽と去っていくんですから。

 

反対に気を付けなければいけないのは、すでに本題が終わっているのに、

雑談が盛り上がっていることでアポの時間を勝手にはみ出してしまうこと。

 

 

相手が喜んでいるからといって、断りもなく勝手に時間を延ばすことはNGです。

 

 

必ずアポの時間が終わる前に

「そろそろお時間ですが、大丈夫ですか?」

と声をかけるようにしてください。

 

 

 

早く終わったら、相手次第で雑談を振るのもよし

ただし、無断延長はNG!